女性警察官安西ひろこ2
そこは郊外の潰れた町工場の廃墟。私達の秘密基地みたいなところ。ここならミニパトが停まっていても気づかれない。それにどんなに悲鳴が上がろうが騒音がしようが誰にも聞こえない。そんな秘密の場所。ミニパトはその入り口で停まった。「ここは・・・どこですか?」若い男は周りを見回しながら聞いてきた。「さあ、降りな!」私はもう説明なんて面倒くさいことをするつもりはなかった。「中に入りな」車のドアを開けたとたん、下...
- 2006年12月29日(金) 06:13
- 妄想小説
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